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Study1(SP1 SPのヘッドについて)

SP(スプリンクラー設備)

スプリンクラー設備のヘッドの種類について

 

スプリンクラー設備のヘッドには、主に以下の4つがあげられる。

  1. 閉鎖型スプリンクラーヘッド(湿式、乾式、予作動式)
  2. 開放型スプリンクラーヘッド
  3. 放水型スプリンクラーヘッド
  4. 特定施設水道連結型スプリンクラー設備

 

1、閉鎖型スプリンクラーヘッドについて

 閉鎖型スプリンクラーヘッドには、湿式と乾式と予作動式の3種類がある。閉鎖型スプリンクラーヘッドは、一般的な建築物に使われることが多い。火災による熱でヘッドに付いている感熱部が破壊され放水口が解放される。

 湿式は、常に配管内に水が充水している。最も一般的に使用される方式。

 乾式は、流水検知装置とヘッドの間に充水させず、空気を満たしておき、火災により熱感部が破壊され圧がさがると、水が流れるようになっている。主に凍結の危険がある寒冷地などで使用される。

 予作動式は、基本的には乾式と同じだが、火災報知器が火災を感知することで一斉放水弁が開放する。ヘッドの不具合で誤作動が生じても放水されることがない。なので、呉服店やコンピュータ室など誤作動で被害が大きくなるところは、予作動式が使用される。

 

2、開放型スプリンクラーヘッドについて

 開放型スプリンクラーヘッドは、感熱部を持たず、常時放水口は開放されている。火災が発生すると、火災報知設備等と連動して一斉開放弁が開放し、放水される。天井が高く熱を感知しにくい箇所に使われることが多い。

 

3、放水型スプリンクラーヘッドについて

 放水型スプリンクラーヘッドは、大規模な建築物、球場や展示場、ホールなどで使われることが多い。火災箇所に向けて放水する。

 

4、特定施設水道連結型スプリンクラー設備について

 特定施設水道連結型スプリンクラー設備は、設置者の負担を少なくするため小規模(基準面積1000㎡未満)の施設に限り設置できる。加圧送水装置や、流水検知装置、非常電源などを省略できる。